姫路福祉マップをつくる会について

はじめに

バリアフリーの街姫路

私たちの暮らす街「ひめじ」。はじめて訪れる街「姫路」。いつも通っている街「HIMEJI」。

みなさんにとって姫路はどんな街なのでしょうか?

この街に住む人、この街で働く人、この街を訪れる人、すべての人たちを優しく包み込んでくれる街であってほしい、そんな想いから、私たちはこのガイドマップを作成しました。

平成4年に兵庫県において「福祉のまちづくり条例」が制定され、また姫路市においても平成23年に「姫路市バリアフリー基本構想」を策定し、高齢の方や障害のある方をはじめだれもが自立した日常生活や社会生活ができる社会の実現を目指しています。

このたび、姫路駅周辺の整備や姫路城大改修が進められ、少しずつではありますが、障害のある方々にとって、参加し、活動しやすい街となりつつあります。

しかしながら、私たちの街「姫路」が、本当にだれもが住みよい街と呼べるには、行政や当事者だけではなく、姫路に住む皆様お一人おひとりの気付きと心遣いが必要であると考えています。

このガイドマップが、市民の皆様のあたたかいハートがいっぱい詰まった「だれもが住みよいまち〜新しいバリアフリーひめじ」をつくる情報誌として、多くの方々にご活用いただけますことを心より願っています。

姫路福祉マップをつくる会について

当会は、昭和55年の設立です。
姫路市より委託された、福祉ガイドマップを作成し、五年に一度、調査や編集などの活動を行っています。過去には、厚生大臣賞や、兵庫県の街づくり賞や、くすのき賞をいただいています。

障害のあるなしに関わらず、ともに楽しもうと活動しています。
障害のある人でもボランティアができるんだよ、みんな友達だから一緒に出かけたり、遊びに行ったり。
カラオケしたり、お酒を飲んだり、わいわいガヤガヤとやっています。
その延長線上が、年2~3回の行事です。
いろんな出会い、再会が待っています。
また、ボランティアの人が活動しやすいように、車いす講習・試乗会を行っています。

Welmap(ウエルマップ)の編集にあたって

このガイドマップは、姫路市の福祉の街づくり条例の適合施設の情報をもとに、姫路福祉マップをつくる会と市民公募で集まった実行委員の調査情報によって作成されました。このたびの編集では、実際に生活で車椅子を利用する方を含め約30名のメンバーが編集会議と実地調査を行い、実際に利用できることに重点を置いた生活に密着したデータを集めました。

調査を通じて感じたことは、姫路の街も駅周辺を中心に大きく装いを変え、障害のある方に配慮したまちの整備が、急速に進んでいることです。しかしながら、障害のある方が、より豊かにあたりまえの地域生活を送るためには、せっかく良くなってきた設備やまちの状況をどれだけ普段の暮らしの中で利用できるかが大切ではないでしょうか。それには、多くの市民の皆さんが、まちづくりに関心を持っていただき、誰もが自由に安心して交流できる環境が必要です。このガイドマップが優しいまちを考えるきっかけとなり、多くの方のより良い地域生活を実現するお手伝いができることを心より願っています。

編集にあたっては、出来るだけ足を運び、実際の情報をお伝えできるよう努力してまいりましたが、町の変化が速く、至らないところもあろうかと存じます。万一、調査の不足や不適切な表現がございましたら、ご指摘いただきますとともに、なにとぞご容赦くださいますようお願いいたします。

最後に、このガイドマップの掲載、調査を快く受けてくださいましたお店や施設の皆様はもとより、一緒に暑い中を調査に協力いただいた実行委員の皆さん、編集や調査のため、休日を返上して集まってくださったマップの会のメンバー、印刷を担当いただいた丸山印刷さん、発行元で一緒にまちを歩いてくださった姫路市障害福祉課の方々、そして何よりもこの本を手に取り、ご利用いただく皆さんに深く感謝とお礼を申し上げます。

姫路福祉マップをつくる会

〒672-8051 
兵庫県姫路市飾磨区清水三丁目34番地 松岡ハイツ1階1号
「障害福祉サービス事業所くるみ」内

電話・Fax:079-280-1953